背景と課題
日本のOTC医薬品は、訪日観光客による「爆買い」が話題となった時期以降、中国の消費者から継続的に関心を集めてきました。
目薬や胃腸薬、便秘薬、鎮痛薬など、日常的に使用されるOTC医薬品は、現在も中国SNS上で検索や口コミが活発なカテゴリーのひとつです。
一方、小紅書(RED)をはじめとする中国SNSでは、医薬品やヘルスケア関連のコンテンツに対して厳格な審査基準が設けられています。
商品カテゴリーや表現内容によっては広告・タイアップ投稿が難しいケースもあり、通常の投稿であっても、商品名や効能を想起させる表現、画像内のテキストなどが審査の対象となる場合があります。
そのため、企画・制作の段階から各プラットフォームのルールや審査傾向を踏まえてコンテンツを設計することが重要です。
こうした市場では、投稿を公開すること自体をゴールとするのではなく、ユーザーが検索を通じてブランドや商品に関する情報を継続的に見つけられる環境をつくることが求められます。

規制を理解したうえで、伝わる表現を設計
MY WAYでは、関連法規や各プラットフォームの審査傾向を確認したうえで、商品の特性に合わせて表現方法、文章構成、クリエイティブ、キーワードを設計します。
効能を直接的に訴求するのではなく、商品の特徴や使用シーン、生活者の関心などを整理し、各プラットフォームに適した形でコンテンツを制作します。
単に審査に抵触する可能性のある表現を避けるだけでは、安定した情報発信にはつながりません。
タイトル、本文、画像内テキスト、ハッシュタグ、コメントへの導線まで一体で確認し、投稿全体の文脈を整えることが重要です。
公開後も投稿の表示状況や検索結果を確認し、必要に応じて表現やキーワード、企画の方向性を見直します。
プラットフォームのルールを遵守しながら発信リスクを抑え、検索を通じてブランドを知ってもらう機会を継続的に増やしていきます。
01
規制への対応
関連法規やプラットフォームの審査基準を踏まえ、商品カテゴリーに適した表現と内容を設計します。
02
検索導線の設計
ブランド名だけでなく、商品カテゴリーや関連キーワードからも情報へたどり着ける導線をつくります。
03
継続的な改善
公開後の表示状況やユーザーの反応を確認し、次の企画やコンテンツ改善へ反映します。

実施したアプローチ
中国SNS上でブランド認知を高めるため、投稿単体ではなく、検索結果全体を見据えた運用を設計しました。
まず、市場や競合、生活者の検索行動を整理し、商品の特性に合ったキーワードとコンテンツテーマを選定。
投稿文やクリエイティブは、公開前に各プラットフォームの審査基準を踏まえて確認し、公開後も表示状況や検索結果を継続的にチェックしながら、次の施策へ反映しました。
「投稿する」から「検索で見つかる」運用へ
ブランドの認知がまだ十分でない段階では、ブランド名だけを発信しても、ユーザーとの接点を広げることは簡単ではありません。
そこで、商品カテゴリーや使用シーン、生活者の悩み・関心など、ユーザーが実際に検索するキーワードを起点にコンテンツを企画しました。
関連キーワードから商品を知り、コンテンツを通じて理解を深め、最終的にブランド名の認知へつなげる。
こうした流れをつくることで、ブランド名をまだ知らないユーザーにも情報を届け、検索結果の中にブランドに関する情報を継続的に蓄積していきます。
また、それぞれの投稿に「認知」「興味」「共感」「行動」といった役割を持たせ、短期的な反応だけで判断しない運用を行いました。
検索結果での表示状況に加え、保存、コメント、プロフィール閲覧など複数の指標を確認し、次の企画や改善につなげます。

まとめ
規制の厳しいカテゴリーでは、投稿本数を増やすだけで成果につなげることは容易ではありません。
重要なのは、関連法規や各プラットフォームの審査基準を理解したうえで、現地ユーザーの検索行動に合わせたコンテンツを継続的に発信することです。
投稿することではなく、見つけられる状態をつくる
MY WAYでは、投稿を公開すること自体をゴールとは考えていません。
ブランド名や関連キーワードで検索した際に、ユーザーが必要な情報へ継続的にたどり着ける状態を目指します。
企画から表現、クリエイティブ、キーワード選定、公開後の検証まで一貫して支援し、中国SNS上にブランドの情報資産を積み上げていきます。
規制対応とブランド成長を両立する
審査リスクを抑えることと、商品の魅力を適切に伝えること。そのどちらも、中国SNSで継続的に情報発信を行ううえで欠かせません。
MY WAYは、市場とプラットフォームへの理解をもとに、目的に応じた施策を設計し、中長期的なブランド成長を支援します。



